2023

古今著聞集

仁和寺の覚性法親王の寵童千手と三河の話

絵巻物を見ていると、僧に仕える稚児が数多く描かれています。性的対象にもなった稚児ですが、その姿は垂髪にして束ねたものが多く、着物は古くは水干だったそうです。今回紹介するのは、高僧に寵愛された稚児たちのちょっと切ない話。 (『古今著聞集』巻第8 好色第11「仁和寺覚性法親王の寵童千手・三河の事」)
今昔物語集

近江国の篠原の墓の穴に入る男の話

タイトルからは一体どんな話か想像がつかない話。読んでみると、現代ではなかなかあり得ないものの、中世には「そういうことも確かにあっただろう」と思える話であることが分かります。時代を超えて伝わる「説話」を読む楽しさが感じられる作品です。(『今昔物語集』巻第28-44「近江国篠原入墓穴男語」)
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