宇治拾遺物語 夢を買う人の話 古代では夢もまた一種の実体としてとらえられており、そこから、夢を売買する話も生まれました。「夢解き」を職業にする者もいて、鎌倉期成立の『二中歴』にはその名手の名前まで掲載されています。本話は、若き日の吉備真備が夢を買う話。(『宇治拾遺物語』巻第13-5「夢買ふ人の事」) 2021.08.22 奈良時代宇治拾遺物語岡山県
古事談 道長の白犬が、主人の危難を告げた話 「犬は小神通の物なり」という一節が気になって、そのことを調べながら現代語訳してみました。藤原道長、安倍晴明、道摩法師(芦屋道満)と有名どころが登場します。また、白犬の活躍が本話のユニークさを際立たせています。 (『古事談』第6「亭宅諸道」の62) 2021.08.07 平安時代古事談京都府