平安後期の説話集。31巻(ただし現在は巻8・18・21が欠けていて、28巻)。保安元年(1120)ごろの成立か。作者は、源隆国説、鳥羽僧正覚猷説その他があるが未詳。1000余話の説話からなり、天竺(=インド)、震旦(=中国)、本朝(=日本)の三国の説話に分かれる。いずれも「今(ハ)昔」で起筆され、原則的に「トナム語り伝ヘタルトヤ」で結ばれている。
平安後期の説話集。31巻(ただし現在は巻8・18・21が欠けていて、28巻)。保安元年(1120)ごろの成立か。作者は、源隆国説、鳥羽僧正覚猷説その他があるが未詳。1000余話の説話からなり、天竺(=インド)、震旦(=中国)、本朝(=日本)の三国の説話に分かれる。いずれも「今(ハ)昔」で起筆され、原則的に「トナム語り伝ヘタルトヤ」で結ばれている。