今昔物語集 高陽親王が人形を作って田の中に立てた話 桓武天皇の御子である高陽(賀陽)親王は、優れた細工師としても知られていました。御子が、田に立てた人形は「かかし」ではなく、ユーモラスなからくり人形。遊び心と知恵に富み、また風流人でもあったという御子の魅力に惹かれて、このエピソードを紹介します。 2022.09.19 今昔物語集平安時代京都府
宇治拾遺物語 夢を買う人の話 古代では夢もまた一種の実体としてとらえられており、そこから、夢を売買する話も生まれました。「夢解き」を職業にする者もいて、鎌倉期成立の『二中歴』にはその名手の名前まで掲載されています。本話は、若き日の吉備真備が夢を買う話。(『宇治拾遺物語』巻第13-5「夢買ふ人の事」) 2021.08.22 奈良時代宇治拾遺物語岡山県