今昔物語集 玄象という琵琶が鬼に取られた話 平安中期の村上天皇の御代、唐伝来の琵琶の名器「玄象」が突然、消え失せてしまいます。ある晩、その音色を耳にした源博雅が、夜の平安京を南、南へとその音色を頼りに探し歩き、やがて、羅城門に至ります。 (『今昔物語集』巻第24-24「玄象という琵琶が鬼に取られた話」) 2020.12.13 今昔物語集平安時代京都府
今昔物語集 震旦の僧長秀、この朝に来て医師として仕えさせられる話 10世紀半ばの村上天皇の治世に、唐から来朝した僧であり医師でもあった長秀が、本朝で初めて「桂心」を見付け、医薬として用いたという話。桂心は桂皮、桂枝ともいわれ、現在も葛根湯など多くの漢方薬に配合されています。(『今昔物語集』巻第24-10「震旦僧長秀来此朝被仕医師語」) 2020.11.28 今昔物語集平安時代京都府