今昔物語集 三条東洞院の鬼殿の霊のこと 平安遷都以前から、今の京都市中京区に住んでいた男の霊の話です。不運な男の霊ですが、出典の『今昔物語集』が成立したころにもいたとされているので、少なくとも300年以上はこの世にとどまっていたことになります。今はもうさすがに成仏したのでしょうか…… (『今昔物語集』巻第27-1「三条東洞院鬼殿霊語」) 2020.08.16 今昔物語集平安時代京都府
宇治拾遺物語 柿の木に仏が現れること 実のならない木には神がとりついているとされた時代、実のならない柿の木に仏が現れた。しかし、時は末法。その正体に疑いをもった才知賢明の右大臣殿が、柿の木のもとを訪れる…… (『宇治拾遺物語』巻第2-14「柿の木に仏現ずる事」) 2020.07.24 平安時代宇治拾遺物語京都府